ゆみとり

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妖刀村正と「鉄の神様」本多光太郎先生のオチ話

先日、武将ジャパンさんに村正の記事を掲載していただきました。

 

元記事

 オカルトを信じた維新の志士、信じなかった徳川家康 妖刀村正伝説は真か偽か? | BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

 

ええっと、こぼれ話や字数の関係で書き切れなかったエピソードを書き留めることにしているこのブログですが、村正についてはあまり書きそびれがありません。ええ、書きそびれがないんです。
つまり武将ジャパンさんには今回も長文の記事で大変ご迷惑をお掛けした訳でして誠に申し訳ございませんでした。

 

書きそびれ、というか本編とあまり関係がないので載せなかったエピソードはあります。記事後半にご紹介した「鉄の神様」本多先生の「名刀切れ味測定機」のお話のオチ部分です。今回はそのお話を。

 

「切れ味測定機」で名刀の切れ味を測定してみた本多先生と研究室の面々は、妖刀と名高い村正の数値だけがなぜか一定しないことを不思議がり、あーでもないこーでもないとその原因について話合っておりました。

すると本多先生が

「これが本当の"ムラ"正だ」

と仰ったという……

ええ、正真正銘のダジャレですね。クスッとでも笑って下さった方ありがとうございました。

 

でも、先生は別にダジャレ好きという訳ではなく、どちらかというと実験好きで実験が好きで実験が大好きな方だったそうです。小説やマンガ、ドラマなんかでよく出てくる、研究が大好き過ぎて日常生活の細かい所まで気が回らないタイプの学者っていますよね。正にああいう感じの人だったようです。

 

そんな先生が滅多に言わないダジャレを言ったものだから、この時研究室では「あの先生が駄洒落を言った!」とちょっとした騒ぎになったのだとか。

 

本多先生も、御自分の結婚式に姿を見せないと思ったら研究室で実験してた、なんて面白いエピソード満載の方で、私はこういう人大好きです。こういった「三度の飯より研究が好き」な人達によって、科学って進歩してきたんでしょうね。

 

よし、今回は短くまとまったぞ。お付き合いありがとうございました!

 

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アミスギタケの管孔(カサの裏側のひだ部分)。自然が創りだすものって綺麗だなあ。どんな理由があってこんな綺麗なものが生まれてきたのか、そんな事を究めようとしている科学の人達ってすごいですね。